脂質ナノ粒子のワクチンアジュバント としての有用性を実証 2024.07.04 Research DDS/Adjuvant研究チーム長 吉岡 靖雄 特任教授(常勤) 概要大阪大学大学院薬学研究科の河合惇志さん(博士後期課程大学院生(研究当時))、野田雅寛さん(学部生(研究当時))、吉岡靖雄 特任教授(常勤)(大阪大学先導的学際研究機構/微生物病研究所/薬学研究科/国際医工情報センター/感染症総合教育研究拠点/先端モダリティー・ドラッグデリバリーシステム研究センター、一般財団法人阪大微生物病研究会)らの研究グループは、帝京大学薬学部、大阪大学大学院薬学研究科、大阪大学蛋白質研究所などとの共同研究により、mRNAワクチンにも使用される脂質ナノ粒子のワクチンアジュバントとしての有用性を評価しました。その結果、1)脂質ナノ粒子の組成・物性の違いにより、誘導可能な免疫応答が異なること、2)組成を至適化することで、抗原特異的抗体のみならず、Th1型免疫をも強力に誘導可能なLNPを設計可能であること、3)本LNPは感染症ワクチン用のアジュバントとして有用であることを明らかとしました。本研究成果は、米国科学誌「ACS Nano」に2024年6月17日(月)に公開されました。 詳しくは、阪大ResOUへ Back to Research