臨床研究チーム

about

チームメンバー

チーム長

熊ノ郷 淳 
医学系研究科 
教授

研究開発協力者
西田 純幸
医学系研究科 
特任教授(常勤)
白山 敬之
医学系研究科 
助教
沖田 康孝
医学系研究科 
特任助教(常勤)
渡邉 あかね
医学系研究科 
特任助教(常勤)
加藤 保宏
医学系研究科 
助教
辻本 考平
医学系研究科 
特任助教(常勤)
purpose

研究開発目的

臨床研究チームでは、ワクチン拠点で創出される新規ワクチンをヒトに応用する臨床試験を実施し、その臨床情報と検体解析情報を統合解析して、臨床的に有用性が高くかつ副反応が軽減されたワクチンの実用化を目指します。

content

研究開発内容

医師主導治験と臨床検体解析の研究開発を通して、平時および緊急時における新規ワクチンの実用化に取り組みます。
臨床検体を分子生物学的・免疫学的な各種手法を用いて解析し、宿主―病原体相互作用の理解を深めます。その際、感染症患者やワクチン接種者の免疫応答を裏表で解析することで、トランスレーショナル・リサーチとリバーストランスレーショナル・リサーチのサイクルによって有用性が高くかつ副反応が軽減されたワクチンの開発に繋げます。
ワクチン拠点の研究開発部門で設計された新規モダリティやドラッグ・デリバリーシステム(DDS)などの新規ワクチン候補をヒトにはじめて応用する臨床研究(早期医師主導治験)を主導し、ヒトにおける新規ワクチンの臨床的および免疫学的な評価を実施します。結果を次相の検証的治験に導出し、産学連携によって新規ワクチンの社会実装に繋げます。

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研究開発課題

  1. 1効果的なワクチン開発を目指したヒト免疫応答メカニズムの解明として
    • 感染症患者、ワクチン接種患者、ワクチン接種健常者の臨床情報と臨床検体の継続的な収集
    • COVID-19後やワクチン接種後の臨床検体を用いて一細胞解析など最先端な網羅的解析手法によるヒト免疫応答の解析
    • ワクチン接種前後の免疫記憶に着目した免疫学的解析
    • 自己免疫疾患やがん治療薬投与などで免疫が変容している患者と健常者それぞれのmRNAワクチン接種による免疫応答の比較によるmRNAワクチンの効果や感染感受性に影響する因子の同定
    • 人工知能を用いた検体解析情報と臨床情報の統合解析によるワクチンの臨床的効果(有効性と副反応)予測法の確立
  2. 2高い有効性と安全性を兼ね備えた新規ワクチンの臨床開発として
    • 平時そして緊急時にも対応可能な臨床試験実施体制の構築
    • 新規ワクチン候補の非臨床データの収集と治験薬概要書の作成
    • 治験実施計画書を含む臨床研究実施関連書類の作成
    • 新規ワクチンを用いた医師主導治験の実施
    • 新規ワクチン候補に関連した評価系の臨床応用
    • ワクチン臨床試験に精通する人材の育成
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