チームメンバー
チーム長
山﨑 晶
微生物病研究所
教授
- 研究開発協力者
-
中神 啓徳
医学系研究科
寄附講座教授 -
加藤 貴之
蛋白質研究所
教授 -
Daron M. Standley
微生物病研究所
教授 -
伊勢 渉
感染症総合教育研究拠点
教授
研究開発目的
有効なエピトープを活用したワクチンの開発
研究開発内容
1.抗原蛋白質の精製と構造解析方法の確立
- 高次構造解析可能な蛋白質の高純度での精製方法の確立、抗原領域の探索とエピトープ候補領域を絞り込む
- 変異ウイルスに対し有効なエピトープ領域の推定と網羅的探索
2.ワクチン効果が向上できる新規エピトープ配列の決定
- 候補エピトープ領域のアミノ酸変異体の作製、ワクチン抗原配列を絞り込む
- ヒト検体を用いた検証実験とエピトープワクチン設計・評価
- 変異株に対応する広域中和抗体産生を誘導するペプチドの探索・同定とユニバーサルワクチンの設計
3.本研究成果を基盤とした新規ワクチンの構築
- 新規感染症を標的とした保存エピトープを用い、ペプチドワクチン及びmRNAワクチンを用いたユニバーサルワクチンの創出
研究開発課題
- 1クライオ電子顕微鏡、X線結晶解析、HDX-MS、ドッキングシミュレーション、を組み合わせることで候補エピトープの早期絞り込みを方法論を確立する。
- 2ワクチン接種で上昇している候補エピトープをデータベースや構造解析と照らし合わせることで、他の様々なウイルス感染症に対しても応用可能なワクチン設計手法を創出する。
- 3速やかに臨床試験へ導出できるよう、臨床試験の計画的策定及び結果解析を担う人材の育成を準備する。