チームメンバー
チーム長
髙島 義裕
先端モダリティ・ドラッグデリバリーシステム研究 センター
特任教授(常勤)
- 研究開発協力者
-
中野 貴志
核物理研究センター
教授 -
池田 陽一
感染症総合教育研究拠点
教授 -
忽那 賢志
大学院医学系研究科
教授 -
小野塚 大介
大学院医学系研究科
特任准教授(常勤)
研究開発目的
ワクチンを用いた感染症危機管理の基盤構築に関する研究
研究開発内容
- 1国際疾病インテリジェンス(Global Epidemic Intelligence)の生成システムの構築と運用
- 2日本における感染性伝播性疾病の大規模流行の疫学的特徴の分析と数理モデルの構築
- 3日本における感染性伝播性疾病の大規模流行の際の緊急ワクチン開発計画の作成
- 4感染症危機管理機能強化のための機関連携と人材育成の推進
研究開発課題
- 1インタプリタ型高水準汎用プログラミング言語と人工知能を用いて、世界中の公開情報・公開データから国際疾病情報を収集・分析し、日本で用いることのできる国際的な疾病インテリジェンス(Global Epidemic Intelligence)を作成します。さらに疾病インテリジェンスを用いて、海外における感染性伝播性疾病の発生に対する迅速なリスク評価手法の開発と応用を行います。
- 2日本における2020年2月~2023年5月のCOVID-19の大規模流行に対して時空間疫学解析を行い、地域ごとの感染リスクや時期ごとの感染ピークおよび感染伝播拡大を予測する数理モデルを構築し、次のパンデミックの日本における流行予測を試みます。
- 3新型インフルエンザウイルスのヒトヒト間の持続的感染伝播の発生の検知から、パンデミック対応ワクチンの開発と実用化までの各工程の運用を可能とする、大阪大学有事ワクチン行動計画を作成します。
- 4他のワクチン開発拠点、地方自治体、国立健康危機管理研究機構、世界保健機関、海外の公衆衛生大学院やワクチン開発研究所などと連携し、感染症疫学、実地疫学、ワクチン学などのトレーニング・プログラムを開発・実施します。